3.FX取引する際の通貨ペアの種類とは?


「通貨ペア」は交換する2国の通貨をいいます。

例えば、「アメリカのドル」と「日本の円」を交換する際の通貨ペアは、米ドル/日本円

「ユーロ」と「アメリカのドル」ならユーロ/ドルとなります。

そしてこれを文字にしたものを「通貨ペア表示」といいます。

FX会社ごとに日本語で表示される場合もあれば英語で表示される場合もあります。

ここでは代表的な通貨ペアの表示(日本語、英語)についてご紹介します。

英語表記  日本語表記

USD/JPY   米ドル/円
NZD/USD   ニュージーランドドル/米ドル
EUR/JPY   ユーロ/円
TRY/JPY   トルコリラ/円
EUR/USD   ユーロ/米ドル
ZAR/JPY   南アフリカランド/円
GBP/JPY   英ポンド/円
HKD/JPY   香港ドル/円
GBP/USD   英ポンド/米ドル
SGD/JPY   シンガポールドル/円
AUD/JPY   豪ドル/円
NOK/JPY   ノルウェークローネ/円
AUD/USD   豪ドル/米ドル
USD/CHF   米ドル/スイスフラン
CAD/JPY   カナダドル/円
GBP/CHF   英ポンド/スイスフラン
CHF/JPY   スイスフラン/円
EUR/GBP   ユーロ/英ポンド
NZD/JPY   ニュージーランドドル/円
EUR/CHF   ユーロ/スイスフラン


なお、通貨ペアでは、むかって何の通貨が右側にくるか、左側にくるかというルールが実はあります。

そして左側の通貨を主軸通貨といい、
右側の通貨を決済通貨といいます。

では実際、ドル円を例にとり説明しましょう。

むかって左側の通貨、つまり主軸通貨がドルです。

そして右側の通貨が日本円です。

通貨ペア表示は、わかりやすく言うと主軸通貨(左側)を決済通貨(右側)で交換する取引を示しています。

そしてFXにおける利益、損失、スワップポイントは決済通貨で発生します。

つまり円です。

ユーロ/ドルを取引した場合は、利益、損失、スワップは本来ドルで発生します。

しかしこれではわかりにくいので、FX会社はこれを自動でその時々のドル円レートで日本円に換算し、取引システム上に表示します。

これをFX業者内では「自動円転」などと呼ばれています。

尚、スワップポイントなどの専門用語に関しては、また後述します。

ちょっと余談になりますが、通貨ペアには、昔から通貨の格付けというものがあります。

何世紀にもわたって気付かれたルールで、通貨の世界では、英国連邦に加盟している国、地域の通貨、または、英国を宗主国にしている国の通貨は必ず主軸通貨になるのです。

未だに世界の海を制した英国、ユニオン・ジャック、エリザベス女王は偉大であるということです。

外国為替でいえば英国、米国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、香港などです。

ですから円はこれらの主要通貨に対して、主軸通貨にはなることがありません。

非常に残念ですが。

その結果、通貨ペアでは、円はつねに決済通貨として表示され、ドル/日本円、豪ドル/日本円、NZドル/日本円、ランド/日本円、香港ドル/日本円となるのです。

FXで取引できる主な通貨ペアの一覧

初心者の方は必見!
主要通貨の特徴と注目ポイント


FXを始める際には、まず通貨選びが重要です。

通貨によって値動きが激しいものもありますし、比較的高金利を維持しているものもあります。

ここでは通貨選びに役立つ、主要通貨の着目ポイントを紹介します。

アメリカドルについて

FXを行なうためには各国通貨の相場の予測をしなければなりませんが、当然ながら、まず注目すべきはアメリカ経済です。

アメリカでは、サブプライムローン(低所得者向け住宅融資)問題が表面化して以降、原油価格の高騰、住宅価格の下落、個人消費の伸び悩みなどによって、景気減速が顕著になっています。

さらに、トランプ政権樹立以降も掲げた公約がなかなか実現できず、アメリカ金利はほぼゼロ状態で、ドル安傾向が続き、世界経済や金融市場は混乱しています。

サブプライムローン問題も、アメリカの住宅融資が証券になり、いろいろな証券と混ぜ合わされで証券化商品として世界中にばらまかれました。

そのため、サブプライムローンによる損失が、世界のどこに隠れているのか明確になったとはいえません。

そうした中で単純に「この国の金利は高いから儲かる」とか、「この国の通貨の値段はどうだ」といった投資をしていたら、これからは勝てるわけがないのです。

安心して下さい。

一般の投資家が、プロの為替ティーラーやアナリストのごとく、世界経済を細かく分析する必要はありません。

しかし、投資対象となる世界の国々の景気動向は、要所を大まかに押さえておくべきです。

各国の景気動向をもとに、いろいろな国の通貨をその局面で売ったり買ったりする。

という発想に転換していかなければならないのです。

米ドル/円だけでなく、豪ドル/米ドル、ユーロ/米ドルといった通貨ペアで取引をしていくには、アメリカ経済から目を離すわけにはいきません。

そして個人投資家がもうひとつ念頭に置いておかなければならないのは、今や米ドルに対して世界的な不信感があるということです。

米ドルはサブプライム・ショック以前から、ユーロ、英ポンドに対してはドル安が続いてきました。

米ドル/円だけが円安・ドル高を維持していたのは、FXの個人投資家の円売り・ドル買いがドル高を支えていたからです。

今後、問題になるのは米ドルに対する不信認です。

米ドルに対する不信認というのは、政治と経済の両方における不信感からくるものであり、ドル安の流れは簡単には収まりそうにありません。

ドル安の流れが続くと、今度は財政赤字と貿易赤字というアメリカの双子の赤字の問題が再びクローズアップされることになります。

それによってドル安はさらに進み、ドルヘの信認が大きく揺らぐ恐れがあります。

そうなればアメリカの景気後退局面は悪化して、市場に閉塞感が蔓延し、投資心理が冷え込むということもありえます。

アメリカの利上げへの転換はそう遠くない

では、そのアメリカ経済の動向がどうなっていくか。

カギを握るのはFRB(米連邦準備制度理事会)と言っていいでしょう。

FRB前議長のグリーンスパン氏は、絶えず市場を見守り、市場を保護するという姿勢を貫いてきた人でした。

金融市場における信用崩壊ということを最も恐れ、機関投資家や個人投資家の多大な信頼を得てきました。

一方、そのような市場と投資家の保護を重要視したグリーンスパン氏の低金利政策は、退任後には批判の声も出ています。

中央銀行の最大の役目は、自国の通貨の信用力を保つことです。

インフレ傾向にあるときに、その水流が不況へと流れる入り口を閉鎖しておかなくてはいけない。

だとすれば、当面は低金利を続けていかなければなりませんが、ゼロ金利という異常な状態がそう長く続くとも思えません。

したがって投資家は、今後のFRBの動向には十分な注意が必要でしょう。

サブプライム・ショック以前から、円高・ドル安の兆候はありました。

にもかかわらず、日本人投資家は円売り・米ドル買いを続けました。

そして、今なお米ドル買い中心の取引を続けている個人投資家も少なくありません。

ここまで、米ドル/円の取引におけるリスク要因を述べてきました。

ただ単に「危ないですよ」と脅かすことが目的ではありません。

サブプライム・ショックで多大な損失を被った個人投資家は、あまりにも為替相場を左右する経済動向に注意がなさすぎました。

FXは新しい局面へと移ったわけですから、「大きく変動するであろうこれからの相場を乗り切るためには、景気動向にも目を向けましょう」という点を強調したいのです。

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