【定義済み変数】

MQL5で作成したプログラムでは、実行開始時から、『現在の価格チャートの状態』を反映する”事前定義”された変数のセットがあります。

事前定義された変数は不変であり、MQL5 プログラムから変更することは出来ません(例外:ResetLastError で 0 にリセット出来る 『_LastError』)

Variable

_AppliedTo

指標計算に使用されるデータの型を見つけることができます(Close、Open、High、Lowなど

_Digits

小数点以下の桁数 ※Digits() 関数も使用可能

_Point

相場通貨での現在のシンボル点のサイズ ※Point() 関数も使用可能

_LastError

最終のエラーコード ※GetLastError() 関数も使用可能

_Period

現在のチャートの時間軸 ※Period() 関数も使用可能

_RandomSeed

擬似乱数整数を作成時に現在の状態を保管。_RandomSeed は MathRand() の呼び出し時に値を変えます。
必要な初期条件を設定するには MathSrand() を使用する必要があります。

_StopFlag

プログラム停止フラグ ※IsStopped() 関数IsStopped() 関数も使用可能

_Symbol

現在のチャートの銘柄名 ※Symbol() 関数も使用可能

_UninitReason

初期化解除の理由のコード ※UninitializeReason() 関数も使用可能

_IsX64

MQL5 アプリケーションが実行されているターミナルのビット版を見つけることが出来る (32 ビットは_IsX64=0 で 64 ビットは_IsX64!=0)
※TerminalInfoInteger(TERMINAL_X64) 関数も使用可能

事前定義された変数は、ライブラリ内で定義されることは出来ません。ライブラリは、ライブラリが呼び出されるプログラムの中で定義される変数を使用します。