「バックテスト」と「フォワードテスト」の違いについて、正確に答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか?

バックテストといえば一般的にも耳にすることは多いと思いますが、フォワードテストはバックテストと比べて実施している人も少ないため、知らないという方が多いのが現状です。

実はこの「バックテスト」は「フォワードテスト」と切っても切れない重要な関連性を持っています。

EAを使用している方や、ロジックのバックテストを現在行っている方にもかなり有用な内容となっております。

ここでは詳しい「フォワードテスト」をぜひ覚えておきましょう!

フォワードテストの意味とは?バックテストとの違い

違いを端的に説明すると、

バックテストとは、過去の相場を分析すること。

フォワードテストとは、バックテストの結果をこれから先の相場に当てはめて分析すること。

と定義することができます。

基本的にフォワードテストは、バックテストで行った結果をもとにさらにその制度を上げるためのものです。

これはEA(自動売買)において行われることも多いです。

自動売買は自動である分その精度が重要視されるので、バックテストだけで実用に踏み出すよりもフォワードテストを実施することでより正確な統計データを取ることが出来ます。

過去のチャートだけを分析することは、多くのトレーダーが行っていることですが、フォワードテストを行うことでより正確性を高め、勝率を上げることができるのです。

通常EAの作成、販売などを行っている方が行うことが多いものではありますが、トレードの制度を向上させるために数少ない勝ち続けているトレーダーはフォワードテストを行っていることが多いです。

フォワードテストを取るべき理由とその重性とは?

過去の相場の動きが、必ずしもこれから先の相場にちゃんと当てはまるかどうかはバックテストの結果だけではわかりません。

例えば、バックテストを行った際には、スプレッドが完全固定されていることも要因の一つです。

注文を出せば必ず約定すると判断できますが、実際にはそうはいきません。

それに加えて、スリッページ(注文した価格と実際に約定された価格の差)もありません。

実際、バックテストで出た数値から1~2%は勝率が落ちると言われています。

トレードで勝ち続けるにあたって、この数パーセントはかなり重要です!

更に勝率が落ちることもざらにあります。

バックテストの結果だけを信じるということは実は危険なのです。

バックテストのみを行うトレーダーとフォロワードテストも行うトレーダーではその勝率は大きく開いてきます。

EAを使用しているという方も、バックテストのほかにフォワードテストを行うことをおすすめします。

実際、バックテストでは高戦績を出していたEAが、実際に使用してみると負け続けてしまった。などのケースが意外と多くみられています。

フォワードテストやり方の手順を解説

フォワードテストの方法としては大きく分けて2通りあります。

・デモ口座で実際に稼働させる方法
・実際に現金を入れて少額で運用する方法

しかし、リアルタイムで検証を進めると、少なくとも6か月以上の検証期間を必要とします。

これは正確性の面では優れていますが、時間と労力を考えるとあまり現実的ではありません。

時間がかかってもより正確な統計データを取りたいという方は、実際にリアルチャートで運用してみても良いのですが、

副業として投資を行う方も多く、読者の方の傾向としても投資一本で生活している人は一握りのはずです。

そのため今回は裏技的な方法として、バックテストを半年前まででストップし、残り半年でフォワードテストを行う方法を紹介します。

手順①現在から半年前までバックテストを行う

MT4のバックテスト機能などで過去の相場データからバックテストを行う。(もし裁量トレードなどでバックテストを行う場合は、手作業で行う必要があります。)

過去のチャート情報に関しては、FXDD社が2005年からの相場データ(ヒストリカルデータ)を無償で提供しているため、ダウンロードしてMT4に取り込みましょう。

通貨ごとに相場データを読み込む必要があるので、実際に運用したい通貨を取りこみます。

複数で考えている方はまとめて相場データをダウンロードしましょう。

手作業で行う場合には難しいかもしれませんが、トレード回数で換算すると約1000回以上のデータが取れると信憑性が高いデータといえます。

バックテストの方法は様々ありますが、出来るだけ多くのデータを取ることをおすすめします。

手順②6ヶ月前から現在までフォワードテストを行う

半年前からバックテストで使用したルールを適用し、再度同じ内容で検証していきます。

6か月以上検証を行っても良いですが、新しい相場データの分析が目的のため、半年~1年くらいで検証をするのが丁度いいのではないかと思います。

データを多く取ることは重要ですが、あまり前のデータになってしまうとバックテストのデータとの差異が少なくなってしまうので、

データを多く取りたいという方はバックテストのデータを多く取ることで、より多くのデータから最近のデータとの誤差を算出することができます。

手順③バックテストとフォワードテストのデータを比較検証

ここまでで検証したデータを、バックテスト、フォワードテストで比べていきます。

バックテストでの勝率がフォワードテストでも有効かどうかを比較します。

この段階で有効性が高くないと判断されれば、もう一度ルールを見直したり、他のEA、ロジックで行ってみたりと、検証を重ねることになります。

勝率が悪くはないが、あまりに結果に誤差が出ているという場合は、実際にデモ口座で取引をしてみたり、少額取引でしばらく様子を見ることをおすすめします。

もし過去から現在まで安定した勝率が見込めると判断されれば、実用していくということになりますが、EAを使用する際には特に慎重にデータの検証を行いましょう。

まとめ

バックテストフォワードテストは組み合わせて、より高い統計データを作成することができます。

どちらも時間のかかる作業とはなりますが、相場データの検証は、取引の基本と考えましょう。

EAを購入する際にもこのフォワードテストは良い参考材料になります。

バックテストのみをみて購入したとして、そのデータが最新の相場で通用するかどうかは定かではありません。

100%信用できるというものはありませんが、バックテストのみを参考にするよりも、フォワードテストを参考にするということでより信憑性の高い情報を判断することが出来ます。

中にはフォワードテストを実施した上でEAを販売しているところもありますので、そういったデータを明記しているところでEAを購入するのも良いと思います。

他にもフォワードテストを自分で考えた手法なども実際に検証して、有用性をしっかり確認、改良を重ねることも可能です。

トレードで勝ち続けているトレーダーは日々こういった検証を行っています。

バックテストを取ることもフォワードテストを行うことは面倒だと思いますが、日々の積み重ねが結果につながると思います。

フォワードテストだけに限らず、普通のトレーダーがそこまでしないだろうというところまですることは大事です。

自分だけのデータや手法などは他のトレーダーが知らない情報です。

他のトレーダーよりも多くの武器を持ってトレードに臨みましょう!

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