MT4にヒストリカルデータを入れる方法とは?ダウンロード・インポート方法をご紹介

今回はヒストリカルデータをMT4に導入する方法について解説をしていきます。

ヒストリカルデータの導入は、バックテストをとる際に必須の作業となります。

 

MT4は機能が多いため、ヒストリカルデータを導入する手順も少しわかりずらかったりしますよね・・

そこで今回は、初めてヒストリカルデータを導入するという方に向けて、導入するまでの手順を画像付きで解説をしましたので、この記事を読んで導入にチャレンジしてみていただければと思います。

 

ヒストリカルデータとは?

ヒストリカルデータとは、「チャートの履歴」のことを言います。

ここでいう履歴とは、始値終値だけでなく、ティックごとの履歴になります。

ティックとは値動きのことを言い、ヒストリカルデータでは0.1pips値動きがあった時のデータがすべて保存されています。

そのため過去の値動きをいつでも再現することが可能なのです。

 

数年間のヒストリカルデータを入れることで、MT4のストラテジーテスターという機能を使って過去検証をすることができます。

EAなどの自動売買ツールのデータもとれますし、インジケーターなどの過去検証をする際にも使えます。

 

また5年~10年以上前のデータもダウンロードをすることができるため、ストラテジーテスターでなくても過去検証に役立つことでしょう。

トレードで勝つためには検証がとても大切です。

ヒストリカルデータを導入して、もっとたくさん過去検証をしていきましょう。

 

MT4にヒストリカルデータを入れるメリット

MT4にヒストリカルデータを入れるメリットも紹介していきましょう。

またデメリットについても考えてみましたので、読んで理解してください。

 

メリット①正確なバックテストのデータをとることができる

 

ヒストリカルデータを入れる最大のメリットはこちらでしょう。

正確なバックテストのデータが取れるということ。

これはとても大きなメリットですね。

バックテストのデータは長い方が信頼ができます。

 

例えば、1ヶ月で70勝30敗で勝率70%のデータと10年間で7000勝3000敗勝率70%のデータならどちらが信用できますか?

 

圧倒的に後者の方が信用できませんか・・?

バックテストのデータは短いと正直あまりあてになりません。

1ヶ月という短い期間だとたまたま勝率が良かっただけ。

そんなことが起こりかねません。

 

MT4の初期設定の状態では10年間のデータは存在しないため、長い期間のバックテスト結果をとることができません。

10年間のバックテストでいい結果が出るツールは少ないですが、見つけたり開発することができたら、今後も稼ぎつづけることができる可能性が高いです。

 

ヒストリカルデータを導入することで長い期間のバックテストをとることができるため、バックテストをとるときはヒストリカルデータを活用しましょう。

 

メリット②お持ちのインジケーターやロジックの得意不得意がわかる

 

ヒストリカルデータでは、ストラテジーテスターでバックテストをとることができるのはもちろんですが、過去チャートの分析にも役立ちます。

過去チャートの分析をすることでお持ちのインジケーターやロジックがどんな相場で有効的で、逆にどんな相場で不得意なのかがわかるようになります。

 

ヒストリカルデータを導入し、お持ちのロジックを検証しまくることでどんどんロジックの精度が上がっていきます。

できるだけ長い期間の検証をして、勝ちパターン負けパターンを体にしみこませるようにしてくださいね。

 

デメリット①MT4が少し重くなる

 

ヒストリカルデータを導入するデメリットとしてはMT4が少し重くなってしまう。

という部分ですね。

ヒストリカルデータには大量のデータが入っているため、MT4が少し重くなってしまう可能性があります。

 

ハイスペックなタワー型のPCなどを使っている方でしたら大丈夫かもしれませんが、古いノートPCなどを使っている方などは少し重く感じてしまうかもしれません。

しかし、重くなってしまう場合の対処法があります。

それは「バックテスト用と、リアル取引用」の口座を分けるということです。

 

バックテスト用にどこかの証券会社でデモ口座を作成するとよいです。

そうすればバックテスト用にはヒストリカルデータをたくさん入れて、リアルの取引時はバーの読み込み本数を減らして軽量化をする。

こんなことも可能です。

 

ヒストリカルデータを入れたら重くなってしまった・・という方は上記のようにMT4を分けてみるとよいでしょう。

 

ヒストリカルデータのダウンロード方法

 

まずヒストリカルデータを導入するためには、ダウンロードをする必要があります。

ヒストリカルデーターを最も簡単にダウンロードできるサイトは「FXDD」になります。

引用:FXDD

 

まずはこちらよりヒストリカルデータをダウンロードしましょう。

ヒストリカルデータを導入したい通貨ペアをクリックするとダウンロードができます。

「FXDD」では会員登録していなくてもだれでもヒストリカルデータをダウンロードができるため、こちらでダウンロードするのが手軽でしょう。

 

しかし・・

FXDDのヒストリカルデーターは、信用性に欠ける部分があるとも言われています。

すっぽ抜けているデーターがあったり、変な窓あきがあったりと正確なデータではない部分もあるようです。

バイナリーオプションのバックテストをとる場合は、FXDDのデータでもそれほど問題はないのですが、FXの自動売買ツールなどのバックテストをとりたい場合は違うものを使用した方がいいです。

 

おすすめなのは今現在利用している会社のヒストリカルデータを利用することです。

FXDDは会員登録をしなくてもヒストリカルデータのダウンロードができますが、他のブローカーも会員さんにはデータを配布していることが多いです。

ですので正確なバックテストをとりたい場合は、現在取引をしている業者でダウンロードをするとよいでしょう。

また下のインポートの手順はどのバックテストデータでも一緒ですのでご安心くださいね。

 

MT4にヒストリカルデータをインポートする方法

 

MT4にヒストリカルデーターをインポートする手順についても解説していきます。

まずはバーの数を最大にします。

MT4の「ツール」→「オプション」→「チャート」と進み、最大バー数を最大にしましょう。

最大にしたらOKをクリックします。

次に「ツール」→「ヒストリーセンター」をクリックし追加したい通貨ペアをクリックします。

基本的にヒストリカルデータは1分足なのでM1をクリックします(今回はGBPJPY)

 

「インポート」をクリックして、先ほどダウンロードしたヒストリカルデーターを選択します。

もしヒストリカルデーターがない場合は「ファイル名」の横を「All Files」にすると出てきます。

 

これで1分足のヒストリカルデータはすべて導入が終わりました。

ただこれだけだと1分足のみですので、他の足にも入れていく必要があります。

MT4の「ファイル」→「オフラインチャート」→「ヒストリカルデータを導入した通貨ペア」をクリック

「ナビゲーター」→「スクリプト」より「period_converter」をチャートにドラッグします。

パラメーター入力はインポートしたい時間足を選択します。

この作業を5.15.30,60,240,1440と繰り返し行けばOKです。

ヒストリカルデータの導入は簡単にできますので、ぜひトレードに役立ててくださいね。

 

まとめ

  • ヒストリカルデータとは「チャート値動きの履歴」のこと

 

  • MT4にヒストリカルデータを導入する最大のメリット正確なバックテストのデータをとることができる点

 

  • ヒストリカルデータは「FXDD」にて会員登録せずにダウンロードすることができるが、正確なバックテストをとりたい場合はお使いの証券会社で配布されているものを使うとよい

 

  • MT4のヒストリカルデーターを導入する方法は「バーの数を最大に」→「ヒストリーセンターでインポート」→「period_converter」を使い他の時間軸に適応

 

ヒストリカルデータの導入をすることでより長い期間のバックテストをとることができるため、正確なデータをとることができます。

トレードの精度を上げるためにより長い期間のバックテストをとることはとても大事です。

長い期間でいい結果が出ているロジックなら、どんな相場でも対応ができる万能なロジックであることが多いため、今後も勝ち続けることができる可能性が高いですし、いい時と悪い時がある場合はロジックの特性を知ることができます

そのためヒストリカルデータを導入して、検証を行うことはメリットだらけなのです。

ですのでこの機会にぜひ導入をしてみてください。

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