この記事の目次
3.FXで稼ぐトレードスタイル「デイトレード」とは、1日の中での値動きを利用して利益を狙う取引手法
それぞれのスタイルについて考えましょう。
デイトレードの意味
デイトレードとは、1日の中での値動きを利用して利益を狙う取引手法です。
超短期売買のスキャルピングは、高いレバレッジで1回に数ポイント(pips)の利益を目指し、1日に数十回繰り返しトレードするようなトレードですが。
デイトレードの場合、1回のトレードで数十ポイント(pips)~100ポイント(pips)程度の利ざやを目標に、1日数回取引するスタイルを指します。
デイトレードは一日で取引を完結させて、ポジションをゼロにして終わるのが基本ですが、これは、寝る前に損益を確定して、寝ている間の相場変動の影響を受けないためです。
ポジションがないので、
安心して眠ることができますね。
デイトレードの手法・コツ
売買ルールに従う!?
デイトレーダーは、毎日必ず「売り」で
参入するのか「買い」で参入するのか。
エントリーするレート、利益確定のレート、予想に反した場合の損切りレート、想定レンジ(レートが動く幅)を予測して、その日の売買方針を決めてトレードしています。
利食いと損切りのピップス(pips)を自分で設定したら、厳格にルールを守る。
利食いの幅にこだわらずに、
反対に動き出したら利益確定する。
売買方針(参入ポイント)を決めたら、
中途半端なポイントで参入しない。
損切りをしっかりと行い、
致命的な大きな損失を回避する。
ポジションを持った後は、
目標地点に到達するまで利益確定を我慢する。
なので初心者の方の場合、ずっと相場を見ていると逆に我慢ができずに、ヘンなところでポジションを持ってしまったり、
利益確定を急ぎすぎる傾向になりがちなので、指し値を活用して、時々相場を見る程度のほうがうまくいくでしょう。
デイトレードに向いた時間帯
・日本時間の9時~11時くらい
・日本時間の16時~18時くらい(夏時間 15時~17時頃)
・日本時間の22時~24時くらい(夏時間 21時~23時頃)
デイトレードに向いている通貨ペア
デイトレードに向いている通貨ペアは以下の要素を備えていることが必要です。
・良く動く(ボラティリティが高い)
・流動性が高い(スプレッド小さい)
・自分の思ったとおりに動く(思った方向と違う方向ばかりに行くペアは対象外)
・比較的動きが大きくなければトレードしにくいので、やはり値幅が大きいユーロ/円、ポンド/円、米ドル/円、またはストレートであればユーロ/米ドルがお薦めです。
近頃は、ユーロに連動する豪ドルの値幅も大きくなっていますので、アジア時間に経済指標が出る豪ドル/円もお薦めです。
デイトレードに利用する売買のタイミング
デイトレードの手法は様々ですが、
相場分析は欠かせません。
短期売買のデイトレードは通常5分足など、短い足を見ながらトレードすることになりますが、日足や一時間足など長い足から見ていくことになります。
これは、長い足の影響を短い足が受けるからです。
ローソク足は、日足、1時間足、5分足とみていき、5分足を見ながら取引します。
一日の中でレンジ幅を想定して、30分足、時間足のボリンジャーバンドで+2σ、-2σからそれぞれ+1σに反落、-1σに上昇する動きが出たら、2σと1σの間のバンドウォークではないことを確認し、センターライン方向に動き出したら、順張りする。
センターラインを越えてさらに動きが続くようなら、その時点から再び流れに乗って、順張り。
上昇時なら+2σに接して反落したら利食い、下落時なら-2σに接して戻り始めたら利食いする。
センターラインを越えたかどうかの判断は、クローズベース(ローソク足が形成し終わること)で確認することがポイントです。
5分足であれば、5分足の形成中にセンターラインを越えたり下抜けしたりしている状態では、どちらとも判断がつきませんので、クローズベースで判断しましょう。
また、ポジションをとる場合や利益確定(利食い)のための反対売買の場合、目安とするラインに絡んだ(タッチした)タイミングで注文を出します。
この場合は、ローソク足が形成されている最中で、ヒゲが絡んだ時点がその時です。
売りから入る場合の例
タイミングはスキャルピングと同じで、(+2σで天井を打ち)+1σを切ってセンターラインに向けて続落するようなケース。
ただし+1σを終値ベースで切っていることが条件。
買いから入る場合の例
タイミングはスキャルピングと同じで、(-2σで底を打ち)+1σを超えてセンターラインに向けて上昇するようなケース。
ただし-1σを終値ベースでしっかりと超えていることが条件。
デイトレードの注意点
参入ポイント、利食いポイント、損切りポイントを決めてポジションを取ること。
想定した動きにならずに反転してしまうような場合、デイトレで考えるストップロスを超えて動くと、大きな損失につながる恐れがあるため、しっかりとストップロスを決めて参入すること。
注文する際のポイントは、
参入は成行、利食いは指値で行ってください。
利食いに届かなかったような場合は、
即座に成行で決済する習慣をつけましょう。
初心者の方にとっての一番の注意点は、
思いつきで売ったり買ったりしないことです。