N波動・E波動・P波動・Y波動とは?相場の転換点を見抜くエリオット波動活用法

以前「エリオット波動理論」に関する記事を書かせていただいたのですが、知識としてまだ説明が不十分な項目がありましたので、今回はより細かい波動について掘り下げた内容をお伝えしていきたいと思います。

 

エリオット波動についての詳しい記事はこちら

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エリオット波動はFXトレーダーの中でも信者の数は多く、相場の動きに大きな影響を与えていることも確かです。

 

バイナリーオプションを行っていく上では、FXに関しても結局は学ぶ事になると思います。

何故なら、バイナリーでみているチャートはFX取引が売り買いが影響しているからです。

 

バイナリーオプションの取引は、ハイローオーストラリアなどの中で完結している取引ですので、直接相場に影響を与えることはありません。

FXで有名な手法は、バイナリーでトレードを行う人によっても非常に重要になります。

 

という訳で今回は、エリオット波動理論の「N波動・E波動・P波動・Y波動」に関して説明していきたいと思います。

 

エリオット波動論とは?

以前の記事を読んでいただいた方には復習となりますが、波動論の概要について軽く説明させていただきます。

エリオット波動理論は、米国で活躍した株式アナリスト、ラルフ・ネルソン・エリオットが1000年単位の歴史の周期を視野に入れた壮大な理論です。

一言で表すと、「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」ということになります。

 

そのままの意味ではありますが、

ラルフ・ネルソン・エリオットがNYダウ平均を詳しく分析した結果、「相場の値動きは一定の規則性をもって上昇と下降を繰り返し行っている」という事がわかったのです。

 

その理論から「上昇5波・下降3波」というのが、エリオット波動の周期において根幹をなす値動きのサイクルとされています。

「上昇5波・下降3波」とは、「上昇⇒下降⇒上昇⇒下降⇒上昇」という上昇波から「下降⇒上昇⇒下降」という下降調整相場が続くというものです。

 

最初の上昇5波のことを「推進波」、後の下降3波を「修正波」とも呼びます。

逆に下降トレンドにおいては、「下降5波・上昇3波」という形になります。

 

これは相場全体に対して当てはまる理論ですので、相場の本質を捉えるという意味ではかなり重要な理論となります。

相場の本質を捉えることで、普段のエントリーの見直しも行えますのでだんだん勝率にも安定性が出てきます。

では波動にはどのような種類があり、どのように使用すれば良いのかを具体的に説明していきたいと思います。

 

N波動とは?エントリーの基本となる「N字」パターン

「N波動」とは、その名の通り「N」の形に進む波のことを指します。

「N」ですので、上昇⇒下降⇒上昇でNの形になりますね。(下降の場合は逆N)

 

エリオット波動理論の根幹となる考え方である「上昇5波・下降3波」のうち上昇5波の中には、この「N波動」が二回含まれるという様に考えられます。

そのうち1波目と3波目の幅がほぼ等しくなるというものがこの「N波動」です。

 

エリオット波動の波の形ではこのようになることが多くあり、エリオット波動理論の中でも基本とされる形です。

 

 

このN波の条件としては、2波目安値が1波目の安値を下回ってはいけないということがありますので、もし安値を割ってしまった時には波動理論に当てはめないほうが良いでしょう。

また4波目の終値が1波目の高値を下回ってもいけません。

 

 

そのようなルールはあくまで、エリオット波動理論上、より理論の形に動く確率が高くなると言われているだけであり、必ず厳守しなければならないというものではありませんが、覚えておいて損はありません。

 

バイナリーを始めたばかりの方は移動平均線などを確認している方も多いため、「このまま5波目以降も上昇していくのだな」と考えることが多いですが、

エリオット波動理論を学んでいる方は、この5波が終了した後に修正波が来て、相場の向きが変わる可能性が高いという事もわかります。

 

 

上の写真ではエリオット波動5波目の頂点でN波の頂点が来ているため逆張りを狙っていこうといった感じです。

ちょうど上のライン付近で、陽線→陰線→陽線→陰線と頭打ちの形になっていることから意識されているラインであることがわかります。

むやみにトレンドの上昇方向にエントリーしてしまう事により負けてしまうなんていうパターンも減らすことが出来ますね。

 

E波動とは?N波動に近いけどちょっと違う?

次に「E波動」ですが、形をみると「N波動」っぽいですよね?

ですがN波動と違う点は、まず1つに「伸びる波動」ということです。

E波動はN波動と比べて、「1波目よりも3波目のほうが長い」のです。

この2つの波動は同じ「N波動」と捉えている方も多く、見た目も「N」の形には変わりませんので、N波動の派生したものと覚えていただいてもいいかもしれません。

このE波動ができやすい時というのは、2波目の戻しがしっかり戻している時と言われています。

1波目の半分、または60%近く戻している時は、その後の3波が長く伸びやすいです。(フィボナッチを使用するとどれくらい戻したかなども判別しやすい)

エリオット波動理論を使用する方の中で、多くはこの3波目を狙っているということもあり、3波目の起点などでエントリーするということがバイナリーにおいても有効です。

 

また、組み合わせ手法として、5波目で転換しやすいという事を考えると、そこのタイミングで普段使用するインジケーターで逆張りサインが出ていたとします。

その場合は、転換する可能性が高いと考えエントリーし、逆にそのタイミング以外場合はエントリーしないと決めておくと、エントリー回数は減りますが騙しに遭う確率も減り勝率アップにつながります。

 

P波動とは?「三角保ち合い(ペナント)」のサイン

「P波動」はパッとあまり予想が出来ないという方も居るかもしれませんが、”ペナント型”というとわかる人も多いのではないでしょうか?

他にもこの形は”三角保ち合い”とも言われますね。

波動がだんだんと収束していく形が特徴です。

N波のように1波目と3波目の安値を比べたりするというルールはありません。

 

このペナント型の時には、その後上に抜けるか下に抜けるかが分からないため、ギャンブルに出ずにN波動が来るのを待つのが良いでしょう。

この形が出来た時は小休止と捉え、トレンドの継続と判断する考え方もありますが、形だけでの判断は危険です。

他の手法を用いている時に、このような形が出来たらエントリーはしないほうが無難です。

 

もしP波動を活用してエントリーしたいのであれば、ペナントをブレイクしたら順張りエントリーという手法がおすすめです。

Y波動とは?逆ペナント型のエントリー活用方法は?

「Y波動」に関しても形の予測がつきにくいかと思われますが、先ほどの「P波動」の逆向きと考えてOKです。

「逆ペナント」や「ブロードニング」とも呼ばれますね。

「P波動」では、波動がだんだんと収束していく形でしたが、「Y波動」ではだんだんと大きくなっていきます。

FXトレードにおいてもこの形が出来た時はエントリーを避けるトレーダーが多いです。

そのため相場も読みにくく、個人的にはルックしたほうが吉だと思います。

 

もしP波動と同様にトレンドの小休止と捉えるのであれば、エントリー方向はトレンドの進行方向になります。

N波動・E波動・P波動・Y波動まとめ

 

あくまでエリオット波動理論を使用するのは、補助的な役割です。

他の手法を使用した上で、勝率を高めるために使用するというイメージのほうが良いと思います。

ですが、すべての時間足でも当てはまるとても有効な理論です。

 

普段使用している手法でエントリーする際に、今の状態は波動理論に当てはめると転換しやすいから危険という判断や、

このまま波が進む可能性が高いからトレンド方向のエントリーをするという判断をしてみると、騙しに遭う確率も減らせます。

 

なぜここで利確するのか、損切するのかという相場の心理を考えることはバイナリーにとても役立ちます。

恐らく意識されるであろう箇所を多く見つけることができれば、それだけエントリーポイントも多く見つけることができるようになります。

「ここでは損切が入りそうだな」というような箇所を見つけたなら、そういった箇所での勝率を探っていくことで、ネットでは見つからない手法でも自分でロジックを作ることも出来るのです。

そういった要領で相場の心理を読んでいくことは、トレードにおいて多く役立てることができますので、今回の波動論もしっかりとマスターしておきましょう!

 

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