サイクル理論手法は使えないのか?ロウソク足の数え方からエントリー方法をご紹介

サイクル理論という理論は相場を読む上で非常に大切な手法です。

何故かと言うと、相場の流れというものはほとんどの場合はこのサイクル理論に当てはまるという法則性があり、単独で使用しても、他の手法と組み合わせても非常に効果的な手法になります。

僕自身、今でもこのサイクル理論はよく使用しています。

FXにおいてもバイナリーにおいても相場を読む上で「知らなかった」では済まされないような「相場の基本」と言えるでしょう。

この記事を読むと以下の内容が理解できます。

 

  • サイクル理論の概要
  • サイクル理論におけるロウソク足の数え方、カウント方法
  • バイナリーオプションでのサイクル理論活用法

 

それでは具体的に説明していきます。

サイクル理論とは?

サイクル理論についてネットで調べると、よく下のような紹介や説明が出てくると思います。

(引用: FX失敗している95%のあなたへ「FX再教育学校」より)

  • ライトトランスレーション
  • レフトトランスレーション

相場が上がったり下がったりする周期から、どちらの方向に偏りがあるのかを見る方法ですね。

上記の内容も相場の大局観を把握するには十分有用だとは思います。

サイクル理論を調べると、その大局観の把握方法がいろいろと出てくることでしょう。

「エリオット波動」

(引用:FX情報商材トレーダー検証レビューサイトより)

これも多くの方が知っている言葉かと思います。

相場の全体の動きを上昇1〜5波、下降a~c3波に分けて考えて、どのあたりで相場が動いたり休んだりするのかを把握していくものですね。

これも相場の大局観を把握するには有効な手段です。

僕自身も実はよく使用していて、画像でいうところの第二波動を狙うことがあります。

勿論このエリオット波動の形のみをみているのではなく、勢いや波の大きさ、上位足の動きなど多くの視点で相場をみてからエントリーを行っています。

ダウ理論というのは長年多くのプロトレーダーも意識して、実際にそれで利益を出している方もたくさんいます。

なので、ダウ理論・エリオット波動は決して無視できるものではありません。

相場を大きく見たり、細かく見たりしても、実はこのエリオット波動の波の動きが多く隠れていますので、まずはそこの観察からしていくべきだと思います。

「AとVのサイクル」

(引用:サイキックス 気絶級バイナリー)

こちらはネットで調べてもあまり出てこないのではないでしょうか。

これは、某プロトレーダーさん(世界トップクラスの日本人トレーダーさん)が言われているサイクル理論の1つで、相場の波の形を「A」と「V」の形に当てはめて、相場の勢いを把握していく考え方です。

「A」が「V」より多ければ、「上昇したが、それと同じ、またはそれ以上にうち圧力に押し返されている」というようにも読み替えられます。

AやVよりも滑らかな角度の山と谷は、「U」「∩」(逆U)などと呼ばれたりもします。

一見ただの山と谷の集まりですが、山と谷が集まることによって、意味を生み出しているのです。

こちらは上記1,2よりももっと短期の近い動きが把握できる利点があります。

バイナリーオプションにおいても非常に有効な相場サイクルの把握方法だと思います。

これらはどれも正解で有効な相場サイクルの考え方ではあり、全てを常に把握してトレードできることが理想なのかもしれませんが、

実際は使うところで使えればいいですし、どの考えを使っても構いません。

しかし、僕は上記の相場サイクルの考え方とはまた別の相場サイクル論を持って相場を観察しています。

上記1,2はどちらかというとFX向きで、バイナリーオプションのようなピンポイントを狙わないといけない場合は使いづらいです。

実際のエントリーに使えるかといったら直接は使えないでしょう。

AとVのサイクルはもっとバイナリーで使いやすいですが、どちらかというと、相場の危険を察知して避けるべきところを避ける。という使い方が適しているのではないかと思います。

(これだけでも十分負けを減らせるとは思うんですけどね)

しかし、僕が使っている相場サイクルの考え方は、バイナリーオプションのエントリーポイントを探すときに使用します。

しかも、結構ピンポイントでエントリーポイントを見つけることができます。

なので、上記にあげた3つとはまた別の使い道での相場サイクルということで、

もっと細かく、もっと深いところを把握するための相場サイクル、

と思ってもらうのがいいと思います。

サイクル理論ロウソク足の数え方、カウント方法

意外と初心者は知らない人が多いのですが、MT4では1本ずつ目で確認しながら本数を数えなくとも、簡単にロウソク足を数える方法があります。

まずはMT4チャート画面内でホイールクリック(マウスホイールを押し込む)をします。(MT4上部の十字マークをクリックでもOK)

すると十字線が表示されるのですが、十字線が表示された状態で数えるローソク足の始点から終点までドラッグしていきます。

するとこのような感じで十字から線が伸びていくのですが、「/」で区切られて3つの数値が表示されています。

その中の一番左の数値が「本数」なのです。

サイクル理論に限らず覚えておくと非常に便利ですので、ぜひ知らなかった方はここで覚えておきましょう。

この操作に限りませんが、意外とMT4の基本的な使い方を熟知していない方が多いと思います。

最初に色々と確認しておくと、結果的に時間短縮にもつながりますので、便利そうだなという機能は覚えておきましょう!

サイクル理論手法とは?【バイナリーオプション編】

何度も言いますが、バイナリーオプションでは

ピンポイントでエントリーポイントを探していかなければいけません。

では、どういったところがエントリーポイントになるか少し考えてみましょう。

負けている人がいるということは勝っている人がいますよね?

では負けている人というのはどんなところで負けているのでしょう?

例えば考えられるのは

・直近高値で反発すると思って逆張りしたらブレイクして死亡

・そこからまた高値ラインに戻ってきたので、レジサポ転換かと思い、High方向へエントリーしたが、結局また下に戻ってきてしまい死亡

という状況はよく起こりえます。

こんな時、負けている人の裏では全部逆のことをして勝っている人がいるわけです。

ただ、それはごく少数の人たち。

多くの人は「騙し」に合って嘆いている状態です。

結局は負け組から脱出するためにはこの「騙し」を見抜いて、自分が騙す側に回らないといけないんです。

その騙し箇所をピンポイントで狙っていくのが、僕がバイナリーオプションで使っている「相場サイクル」になります。

正直、大局観とかはそれほど意識していません。

割と直近でのみんなが見ていないところ、盲点を探して、多数の人がかけるであろう方向と逆に賭けていくだけです。

すると、多くの人が騙されたことによる損切りを巻き込んで、自分の思惑の方へズンズン進んでいきます。

それを繰り返しているだけと言ってもいいですね。

じゃあ、具体的にどんなところなの?

というと、正解は1つではありません。

それこそ、チャートは無限のエントリーポイントを持っていて、無限の騙しポイントがあります。

それを地道み見つけていかなければいけないのですが、1つだけ例を出してみると、ダブルトップのネックラインというのは、通常多くの人に意識されますよね?

ただ、ネックラインを割ったからと言って、必ずしもその方向へいくわけではありません。

まだ、「行きやすい」というだけです。

次ネックラインに戻ってきた時に逆張りした人が案の定騙しで上へ戻って刈られたとします。

(ここは刈られた場合、次のシナリオに移る、という感じです)

そしてその時底で買っていた人たちは負けた人たちの損切りで上がっていったところでうまいこと利確してきます。

すると相場はまた下がってネックラインに再度挑戦してきます。

しかし、この時は一度ネックラインが騙されているので「今回は騙されないぞ!」と慎重になっている人たちが多いことでしょう。

そのため逆張りのための買いがそのラインであまり入らず、利確組の売りと新規売り勢によってレートは下がります。

ここは純粋なトレーダーが勝たせてもらえるところで、うまく下がったところで利確ができる可能性が高いです。

しかし、大口のプロトレーダーからすると、参加者が少ないので大きな額が入れられずうまく利益が得られません。

参加者が少ないのに大きな額を入れるとレートがそれだけで動いてしまい、不利な価格でのエントリーになってしまうのです。

大口の人たちが狙うのは自分たちが一斉に負け組の利益を食える参加者が大量に集中するポイントです。

そしてレートが再度上昇してくるとさっき参加しなかった人たちが、

「やっぱり!このネックラインの割れは騙しだったんだ!」

「下げ目線は騙しで本当は上昇なんだな!」

と確信して、ネックラインに戻ってきたあたりで買いを入れてきます。

そこが大口プロトレーダー達の狙い目です。

大量に買いが入る中、大量に売りを入れて一斉に買いを食い尽くします。

食い尽くしたらレートは下がり始め、

「なんでだよ〜〜〜〜〜〜!!!!」

と泣き叫ぶトレーダーをつまみにしながら大口トレーダーは高級ワインをすすり、その日の利益でポルシェを買ったりします。

世の中はそんな理不尽な構図なのです…

しかし、こういった出来事は何度も繰り返されるわけです。

繰り返されるからこそ、勝っている人たちはそこを狙ってくるんです。

じゃあ!そこを僕たちも狙っていこうではないですか!

その繰り返されるパターンを見つけて、

「このラインに対して何回目の抜け・挑戦のあとは大きく下がっているな」

「ここで大きく儲けた人がいて、負けた人が大勢いるんだな」

と考えていきます。

その、

「ラインに対しての動向の回数」

が僕の考える「相場サイクル」であり、そのラインに対してのアクションの結果を予想するのでエントリーポイントもラインに対してのピンポイントなものになります。

下記の動画は相場サイクルに基づいて超ピンポイントでエントリーした箇所になります。

この時の状況は誰がどう考えても上です。

ですが、僕はそこであえて下に賭けています。

これは相場サイクルパターンに当てはまったため、今回は利確ポイントを狙い撃ちした場面です。

利確ポイントなので少しの反発しかないですが、短期判定で取っているので問題なし。

これを完全に反発するだろうと思って長期判定でやると死にますね。

あくまでも上というのはわかっていて、ピンポイントの反応を狙っていく、ここに楽しさがありますm(_ _)m

他にも、完全な反発ポイントを狙ったとしたら下記の画像のように底で取ることも可能です。

こういう時が一番気持ちいいですが(笑)

大事なのは、相場サイクルを見つけて、その裏側ではどんな心理が働いていて、どんな人たちがどんな行動を取っているのかを考えることです。

ここを理解していかなければなかなか成長はできません。

是非「相場サイクル」を意識してラインを引いてどの挙動を観察してみてくださいね。

サイクル理論のまとめ

サイクル理論を完全にマスターするには時間がかかりますが、使っていくうちに相場全体がサイクルに当てはめて見れるようになってきます。

そうなると「そろそろエリオット波動で反発するな」などという事がわかってくるのです。

サイクルに当てはめて相場をみることでエントリー根拠を増やしたり、大まかな流れを掴んだりすることが出来るので、今まで使用していた手法と組み合わせても勝率アップする可能性も高いです。

勝ち続けることの出来るトレーダーは多くの根拠を持ってエントリーしています。

ぜひこのサイクル理論もマスターしていきましょう!

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